レザークラフト「ロングウォレット」を作ってみる #02

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※前回レザークラフトに使う道具や材料の紹介をしましたが、ホックを忘れていたために追記をしました。
 
 
2回めの今日は、早速ですが実際の制作に入っていきます。
 
前回のPDF図面をダウンロードしてA4で出力すると後半に実寸の型紙があります。
前半の作り方の部分は、最初は読んでもよくわからないと思いますので、ざっと確認するとして、型紙のところを線にそってカッターで切り取ります。
 
注意点は、出力する環境(プリンターの種類とか)によっては、拡大縮小がかかってしまって、実際の寸法と異なっている場合があります。
今回のウォレットは、タテの長さが190mmになりますので、定規で測ってキッチリ190mmかどうか、確認してください。
 
 
レザークラフト型紙
写真は実際のものと多少異なります。(作りながら改修していったので。)
 
 
レザークラフト型紙を切る
普通のカッターで切っていきます。
 
レザークラフト型紙を組んでみる
切り終えたら曲げてカタチの感覚を掴んでください。 
 
katagami03
 
 
レザークラフト型紙を並べる
全部切り終えたら、実際の順番に並べてみます。
 
 
レザークラフト型紙
向かって右サイドはたくさん重なりますね…。大丈夫でしょうか。
 
ここまで来たら、PDFの作り方のところを見て、どれとどれを縫い付けるのか、順番とともに確認してみてください。
脳内シミュレーションです。(脳内シミュレーションは、仕事が成功するかどうかの大きなポイントです。)
 
 
…といった具合に紙の状態で作ってみることで、自分の欲しいカタチに近いかどうか、判断をしやすくなります。
 
 
では革をカットしていくので、革の説明に入ります。
 
革にはいろいろな種類があり、まず動物の種類によっての違い(牛革、馬革、豚側、蛇の革、などなど)、同じ動物でも年齢によっての違い、また、革のなめし方や仕上げ方法の違い…など、数えきれないほどあります。
 
今回のレザークラフトで使用する革は、「サドルレザー」といって、その名の通りサドルや馬の鞍に使われるようなしっかりした革です。
革の色は黒を使用しましたが、ナチュラルや焦げ茶など、好きな色でいいと思います。ちなみにナチュラルは最初はとても淡い、白っぽい色ですが、使い込むほどに色が濃く、飴色になってきます。これが味わい深い反面、雨シミや汚れが目立ちますので、キチンと手入れをしなくてはいけません。
 
それと、ジーンズのヒップポケットに入れていると、インディゴのブルーが付いて、黒っぽくなっていきます。(今回黒い革にしたのは、これが理由です)
ズボラな人は、キレイに味のある飴色に育てるのは結構難しいと思いますヨ。
 
 
サドルレザーは、ユザワヤのような手芸用品店や皮革専門店、またネット通販で購入することが出来ますが、ネット通販では実際に革の状態を見られないので届いたときにがっかりすることもあります。
 
今回は、手持ちで余っていた革の中に、一番外の革で使えそうな3mm厚のものがあったのでそれを使いました。(キレイめの状態のものでしたので)
 
しかし内側で使用する薄めの革が足りなかったため、ネット通販で20cm×30cmに四角くカットされた革を購入しました。内側だったので、多少表面が荒れててもまぁ許せるかなと思ったのですが…
革の表面
3枚購入して、すべて見事にがっかりの革でした…。一枚くらいキレイなのを入れて欲しかった。。。
 
※革は重ねるので、もっとも表面に出る革さえキレイなら、内部のほうの革は別に多少キズがいってても大丈夫です。
 
 
このカットされた革の良いところは、お店によるのかも知れませんが、厚みを選べます。元々の革が3mmとか4mm厚でも、漉いてもらうことで好みの厚さで購入することが出来るので、便利です。
 
 
レザークラフト型紙を革に合わせる
では一番外側になる革から、切っていきます。
 
No.01の型紙を、3mm厚の革にウラから重ねて(当然、型紙も裏返しにする)動かないように型紙の周囲をボールペンなどで線を引きます。
 
革が厚い場合、切ったときにオモテとウラで誤差が出やすく(カッターが垂直に入っていない)、それが心配な場合は、革のオモテに型紙を合わせて、千枚通しなどですっと引くと、薄く跡が付きます。
 
どちらの方法でも構いません。
 
cut01
革のカットには、一般的には「革包丁」という道具を使います。もしレザークラフトにハマって、カッターで満足出来なかったら買ってください。
でも上の写真のように、カッターでもキレイにカット出来ます。
まっすぐにカッターの刃を入れるよう心がけてください。断面が斜めにならないように。
 
 
cut02
曲線はこのように、行き過ぎる感じで自然な曲線になるように。
 
なお、このフラップの部分ですが、ロングウォレットの大きなデザインポイントのひとつ。
 
ここは是非自分のオリジナルのカタチでやってみたい!という方は、是非自分でカタチを作ってください。
ロングウォレット~フラップの形状
ただし、図のように(左から3番目)、フラップの下側を伸ばしたりすると、ポケットに入れたときにポケットのふちに引っ掛かったりしてストレスになることがあります。
ですので、下側はあまり広げないデザインのほうが無難です。
 
  
 
cut03
切りました。サイズ的に、タテ20cm、横30cmの革があると、ちょっと余裕を持ってちょうど入ります。
 
 
次に型紙のNo.02を、0.8mm厚の革に合わせて切り出します。実例では1.0mmなんですが、やや厚くて最後大変だったので、0.8mmに直しました。(まぁどちらでもいいです…。)
 
cut00
 
cut04
2枚を重ねて持ってみます。なるほどこんな感じか~。
 
 
という感じで、ちょっと長くなってきましたのでここで終わります。
続きをお楽しみに!
 
 
 

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4件のフィードバック

  1. Jack Willson より:

    can I purchase the pattern for The Biker wallet?

  2. kenji@管理者 より:

    Jack Willson
    I’m sorry, I do not sell the pattern.
    Thanks for your comment.

  3. 匿名 より:

    Hi, great tutorial, can you please give me a link to download the pdf?

    Thank you so much and have a nice day
    Alberto

  4. 匿名 より:

    fid it.
    thank you

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