ガンプラから車・バイクのプラモデル、それ以外の「つくる」こと。
作り方の過程、コツ、道具など公開しているブログです。
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プラモデルの作り方 アルピーヌA110のプラモデル ドゥカティ900MHRのプラモデル ニューガンダムのプラモデル

プラスチック素材別の接着剤と塗料のあやしい関係

「プラモデル」は「プラ」というだけあってプラスチックで出来ています。 プラスチックとは、石油から作られる樹脂材料です。
 ひとえに「プラスチック」といっても、飲み物の容器などにつかわれるPET(ポリエチレンテレフタレート:ペット)や、家電などに使用されるPP(ポリプロピレン)など、生活の周りには様々な種類があります。 カー用品のボトルなどにもプラスチックはよく使用されますが、内容物(薬品)によって、相性があり、使い分けられています。
 
いきなり余談ですが、その性能から日常生活にあまりにも浸透しているPPはもともとクリアな透明にはならない素材なので、日常でみかけるプラスチックで、キレイな透明のものはPPではありません。PPだと、やや白みがかったような感じになります。
 
さて、プラモデルによく使用されるのはPS(ポリスチレン)という樹脂で(スチロール樹脂といったりもします)、この樹脂は「ラッカーシンナー(うすめ液ではありません)によって溶けてしまう」という欠点があります。
実はこの欠点を利用しているのが「プラモデル用接着剤」で、プラ同士を溶かして合わせることでがっちりと接着出来るわけです。逆に裏を返せば、ラッカーシンナーで溶けるという欠点のない樹脂は、プラモ用接着剤ではくっつかない、ということになります。
 
最近のプラモデルは、難しい塗装をしなくてもそこそこ見映えが良く見えるように、最初から成型色にいろいろな色が付けられていたり、動かして遊んでもロボットの関節がゆるくなったりしないように、関節の部分に弾力性のある樹脂を使用したり、指や角などの細い部品がパキッと折れたりしないように軟らかめの樹脂を使用したり、とケースバイケースで様々な樹脂の種類が使い分けられています。
 
プラモデルのランナーの、部品ナンバー(Aとか書いてある)部分に、「PS」や「ABS」などと素材名が記されている場合がありますので、それを見ればそのプラモデルの樹脂の種類がわかります。
 
abs.jpgps.jpg
 
ここで、プラモデルでよく目に付く樹脂の種類を挙げてみます。
 
PS:スチロール樹脂
 
代表的なプラモの素材です。前述のような性質をもっています。
 
ABS:アクリロニトリルブタジェンスチレン
 
アンチロック・ブレーキ・システムとは違います。 アクリロニトリル、ブタジェン、スチレンの3つの原料からなる樹脂で、それぞれの特性をいかした素材なのだそうです。スチロール樹脂のように、シンナーで溶けるという欠点もありません。 「対衝撃性」に関しては素晴らしい性能で、その特長を生かし、拳銃のプラモデルなどはこれが使用されていることが多いです。ハンマーなど、結構プラモデルでも「バチン」と衝撃がかかりますからね。
 
拳銃のプラモのABSは、見た感じや触った感じが普通のスチロールと全然違うのですが、最近ガンプラに使用されているABSは、一見普通 のスチロールと見分けにくく疑問でした。 しかし、ABSはその3つの原料の配合を調節することにより、スチロールに近い性能をもったものなど、さまざまなものがあるようです。
なので、拳銃のプラモデルには「ABS専用接着剤」が付属しています(普通 のプラモ用接着剤では付きません)が、ガンプラにはそんなものは入っていませんし、説明もありません。それは、ガンプラのABSはどちらかというとスチロール樹脂に近く、普通 の接着剤でもくっ付くからです。(つまりラッカーシンナーで溶けるということですね。)ただ、やはりPSに比べると接着力は弱いような気がします。
 
ポリキャップ(軟質のポリ樹脂)
 
ガンプラなどの関節に仕込むパーツです。 弾力性があり、摩擦で削れにくいので、動かして遊んでもゆるくなったり折れてしまったりしにくいですが、逆にもともとの締まりが弱めのため、重い武器を持たせようとしたりすると、関節が保持できない時があります。
特に、最近は穴に差し込むタイプ以外に、ボールジョイント(半球系のオスと球を受ける側のメスであらゆる方向に可動できるようにしたもの)が多く、これは関節がゆるくなりやすい感じがします。
弾力性がある→柔らかい、ということで、自分自身の形を微妙に変型するため、塗装を施しても塗料には弾力性がないのでパリパリとはがれてしまいます。(関節など、見えない部分・見えにくい部分が多いのでそれほど問題はないですが。)
 
ちなみに、「アクリル」もプラモ用接着剤ではくっつきません。アクリル専用の接着剤(アクリルサンデーなど)で接着しましょう。
 
 …今回はこれで終わりです。

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