東京モーターショーでのクルマの展示と照明について


 
東京モーターショーはクルマ(クルマを作る会社)の展示会であります。

各社、自慢のクルマの魅力を精一杯伝えるためにいろんな作戦を練り、テーマやコピーを考え、ブースをデザインし、それはもうたくさんのお金をかけてどれほど自分のところのクルマが素晴らしいか、役に立つか、生活を豊かにするか、などを訴えるわけです。

主役はクルマ(orバイク)です。ブースには間隔を取ってどーんと主力のクルマが並べられます。

 
さて話は変わりますが、このサイトは模型サイトなので、模型が完成したりすると頑張って完成品の写真を撮影します。
もちろん制作中も撮影しますが、完成品の撮影と制作中の写真の撮影とではだいぶ心積もりが異なり、やっぱり完成品は出来るだけその魅力が伝わるように、などなどいろんなことを考えて何枚も何十枚も撮影します。制作中の写真は、まあ分かりやすくてピントが合っていて汚いものが写っていなければいいか、ぐらいです。

 
この、完成した模型の写真撮影では、クルマやバイクでは「映り込み」を非常に重視します。
クルマはピカピカしていて周囲の環境が映り込み、ボディの伸びやかな美しいカタチや色の変化がその映り込みによって凄くハッキリと、魅力的に伝わります。
映り込みのラインが無いと、ボディの微妙な丸みや、シャープにエッジが効いた緊張感、表面の滑らかさ、濡れたようなツヤなどが分かりにくい。


ハセガワ1/24 ランボルギーニ・ミウラ

 

ハセガワ1/24 ランボルギーニ・ミウラ & フジミ1/24 フェラーリ512BB

 

タミヤ1/24 アルピーヌA110

 
実際のクルマのメーカーも、カタログを見ると、CGを用いたりしてとても美しい写真で溢れていて、そういったことにとても気を配っていることが分かります。

ところが、モーターショーの展示に関しては、カタログとは用途が異なるという部分がありますが、あまり考えられていないように思います。

明るくて、クルマが遠くからもよく見えて……という感じでしょうか。

 
でも、クルマのカタチの魅力というのはとても大切ですから、撮影時に照明に気を配るように、展示の照明ももっと工夫が出来るのではと思うのです。
コンセプトカーや、主役のクルマは特に。

 

ホンダNSX。カッコいいのに、もったいない…

 
と、思っていましたら、今回の東京モーターショー、マツダブースでコンセプトカーのクーペが展示してあったのですが……。

 

これです。この写真、Photoshopで加工とかしていないですよ。撮っただけでこんなふうに。
もちろん、現場で見たときは美しさに絶句しました。

 
これは決して偶然ではなく、意図的に映り込みをコントロールしています。

 

ターンテーブルに乗っているので回るのですが、クルマが回ると、ツヤのラインが生き物のように動くんですね。凄く美しい。

 
マツダは今、「魂動」というキーワードでデザインに大変力を入れていて、心を揺さぶるほどの美しさを目指しているそうなのですが、その狙いが明確です。
この展示は際立って良いと思いました。

ちなみに、この映り込みがどのようにセッティングされているかは、写真ではカットしていますが現場ではハッキリ分かります。

というわけで、マツダの映り込みをコントロールした展示が素晴らしい というお話でした。
(私はマツダとは一切関係ありません)

 
※東京モーターショーは、本日2017年10月27日(金)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイトにて開催中です。

 
 
※おまけ

カワサキのブースに展示してあったマシンです。カッコ良かったです。

 
 
次回はまたCB750Fに戻ります。


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