タイヤ (とホイール)を制作 [前編] 1/6 AHM CB750F (1982) F.Spencer#35

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みなさんこんにちは。

 
あたたかい日が続きますね。美しい桜も散ってしまいまして、夏がそこまで来ているのかなという気配を感じます。

 
 
AHM CB750F スペンサー・スペシャルの制作において、どうやって作るのかという問題にぶち当たるのが タイヤ&ホイールとエンジンカバー類、それとベラスコマフラーだと思うのですが、今回はそのひとつ、「タイヤとホイール」を作ります。

 
タイヤはノーマルと径も太さも異なるため、流用は出来ません。ホイールも同様に、さらにデザインもまったく異なりますので流用出来ません。

精密金属加工をやっている方なら旋盤で削り出し、とかするのでしょうけれど、そんな設備は普通ないし…、ただし、3Dプリンタを使えば(ソフトさえ使えれば比較的簡単に)可能ですね。

 
私はShadeという3Dソフトを長年使っていたため、ホイールぐらいならすぐに3Dデータを作ることが出来、3D出力サービスのDMMに出せばすぐにホイールとタイヤは出来上がり、となるわけです。
(実はDMMのテスト代わりに実際にフロント側だけ3Dデータを作り、発注してみまして、すぐに出来ました。)

 
ところが、なんとなくモヤモヤしまして。自分で削ったり盛ったりしながら手作業で作ってみたいと思い始め、そう思い始めるとどうにも止まらないため、熟考して制作方法を考えました。
(これは決して3Dプリンタを否定するという意味ではなく、今後は細かい部品などで使うことは十分に考えられますが、このスペンサー・スペシャルに限っては、今までアナログ工作で作っていたので、最後まで貫き通そうと思った次第です。誤解なきよう。)

 
 

で、選んだ素材がこれです。「スタイロエースII」。
スタイロフォームの上位版です。

なぜこの素材を選んだかと言うと、リューターを使って旋盤加工をする際に、硬い素材だとトルクが足りなくて問題になりますので。
トルクのある電動ドライバードリルを使うことも考えましたが、ウチの電動ドライバードリルは音がうるさくて(一般的に電動ドライバーはやかましい)近所迷惑だからイヤなのでした。

 
 

フロントとリアの分を四角く切り出しました。

 
 

ここで大事な道具登場、スピードブレードです。

このブレードランナーみたいなロゴの刃はよく切れます。滑りが良い。プラ板も切りやすいです。値段もそんなに高くないのでオススメです。

 
 

なぜスポンジみたいなのを切るのに、普通のカッターの刃じゃダメなのかと不思議に思う方もいるかもしれませんが、スタイロは刃が鈍っているととても切りにくい。そしてすぐに刃がだめになってしまうのです。へたなナイフでは上手く切れない。

 
 

あらかた丸く切れたら、これはリューターの先端工具なのですがペーパーなどを挟むためのもの?(たぶん)に、洋白板を挟んだものです。ボートのオールみたいにして瞬間接着剤で固定してあります。

 
 

これをここに差して固定します。切り込みを入れないと刺さりません。なぜこんなことをしているかと言うと、軸のみだと、たとえ接着固定したとしてもトルクがかかったときに空回りするからです。

 
 

パテで固定してしまいました。パテは水性じゃないといけません。溶剤系だと、スタイロが溶けてしまいます。

 
 

リューターを回転させて、紙ヤスリをあてがい削ります。

 
 

細いヤスリをあてて、タイヤのサイドウォールをカタチづくり、ホイールの外径のところも作ります。
タイヤのサイドウォールのエッジは、実車を見ると分かりますが結構カチっと立っていますので気をつけます。油断するとすぐにだるくなってしまう。

 
 

こんな感じかな??

 
 

水性パテを指で伸ばしながら塗りたくります。とりあえずこの状態で置いておきます。

 
 

ホイールの制作


図面を切り抜きます。

 
 

同サイズに切ったプラ板に、図面の紙を木工用ボンドで貼り付けます。(あとでペリっと剥がせます)

 
 

切り抜きます。

 
 

スピードブレード活躍中。

 
 

さてこれは、軸の部分に使用するパーツです。小さいプラ板の円板を数枚重ねて整形してあります。

 
 

仮に当ててみます、こんなふうになります。スポーク部分のプラ板は2枚重ねています。

 
 

さて、タイヤのほうは真ん中をくり抜きました。
内側は紙ヤスリである程度キレイにしてあります。

 
 

タイヤの内側に、プラ板を貼り付けてホイールの一部を作ります。プラ板をクセを付けて曲げるのですが、端っこのほうはうまく曲線が作れないため(指差ししているところらへんで)カットします。

 
 

二枚重ねです。ぐるぐると二重に巻くのではなく、一重を2回です。切れ目は対角側にします。この部分をタイヤ側に作ったため、プラ板で作っていたスポーク側の外周の円は要らなくなりましたのでカットします。(最初はスポーク側に作る予定だったのですが厚みを勘違いしていたのでタイヤ側にこのように作りました。)
 
 

スポークをはめてみました。途中ですが、一旦フロントホイールはここで置いておきます。

 
 

リアタイヤを作る


同じ方法でリアタイヤを作りますが、2回目なのでより上手く速く出来ました。

 
 

タイヤの外形はこんな感じです。

 
 

サイドウォールを作っているところです。動画を撮っているので、タイヤ&ホイールが出来上がったらまとめて公開します。

 
 

こんな感じに出来ました。同時に見れないので、左右を同じようにするのが難しいです。

 
 

中心を切り離しているところです。

 
 

さて、またまた中途半端なところですが、ここで一旦切ります。次の回をお楽しみに。

 
 
それではさようなら! 

 
 

【この記事の使用キット】

ホンダ CB750F プラモデル(Amazon)

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2件のフィードバック

  1. とし より:

    凄いですとしか言えません。タイヤを作るという発想は自分にありませんでした。
    完成が楽しみ。

  2. kenji@管理者 より:

    としさん ありがとうございます、無いものは作るしかありませんので無い知恵を絞って作っています(^_^;)

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