メーター の制作 1/6 AHM CB750F (1982) F.Spencer#51

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みなさんこんにちは(^-^*)/

 
お元気ですか?
私は早めの夏休みを取りまして、旅行にいって美味しいお蕎麦と天然かき氷という ふわっふわのを食べてきました。
お蕎麦は戸隠の「そばの実」というお蕎麦屋さんです。本当にめちゃくちゃ美味しいので機会があればぜひ寄ってみてください。

天然のかき氷は「小布施堂」というお店のかき氷です。美味し過ぎてびっくりしました…。

 
 
さて、CB750Fの続きです。

 

ゼッケンプレートの制作


Illustratorで作図し、プリンターで出力したものをマスキングテープに重ねて固定します。
それから紙ごとカッターで切り抜きます。デザインナイフが便利です。

 
 

切り抜きました。上に水平に貼ってあるマスキングテープは、穴の部分がズレないように。

 
 

はがします。

 
 

素材をどうしようか考えましたが、結局1mmのプラ板にしました。もう少し薄いほうが実車に近いような気もしますが、持っている中で一番近いプラ板が多分1mmなので、まあいいかと。

思い込みの想像よりも実際は角丸が大きいです。

白の塗装はしません。プラの素材の白色を利用します。

プラ板はカットしただけでなく、表裏ともにペーパーをあてて、エッジのソリなどを落とします。が、丸くダルくはしないように。

 
 

さきほどカットしたマスキングテープをプラ板に貼ります。

 
 

前と左右の3枚必要です。

 
 

黒を塗装しました。

 
 

はい、ゼッケンプレートの基本が出来上がりました。このあと、はみ出たところをリタッチしたり(塗料を削り落とします)、ウェザリングというかエイジング(白を濁らせる、黄ばませる)をします。

 
 

金具の制作


ゼッケンプレートを固定するのに、2種類のピンが使われています。
まずは1種類めを作ります。これはメガネ用?のナットとワッシャーです。

 
 

ナットにギリギリはまらないサイズのアルミ棒の先を、粗いやすりでザリザリにする。
その後、ナットを打ち込みます。アルミは柔らかいので、ぐぐっと固定されます。

 
 

7~8mmぐらいの長さでカットしました。

 
 

ワッシャーを瞬間接着剤で固定して、出来上がり。写真は4本ですが、全部で6本作りました。

 

さて次は2種類めの丸ピンです。これは動画がありますので、時間がありましたらご覧ください。
動画の次に、静止画を何枚か書き出したのを載せておきます。

 
 
↓ ここから、動画を抜粋してキャプチャしたものです。


欲しい径よりも少しだけ小さいアルミ棒を、1cmぐらいにカットします。

 
 

金槌で叩く!
斜めにかすらせるように叩きます。

 
 

リューターに差し替えて、ペーパーを当てて整形します。

 
 

キレイになったら、最後に中央に小さな穴を開けまして終わりです。

 
 

こしらえた2種類のピンを使ってゼッケンを固定しました。
(実際は丸いピンはヘッドだけがゼッケンにくっついているだけです。固定はボルトタイプのピン3本で行っています。)

 
 

フューエルリッドの塗装


先日作ったフューエルリッドを塗装しました。まずはシルバー。

 
 

マスキングして黒。

 
 

赤い矢印を筆で描き入れて終わりです。CB乗りの方には、この黒いフタのところの質感が凄く本物っぽいのが分かっていただけるのではないでしょうか。
(たまたま理想的に上手く出来た…(^_^)

 
 

ブレーキのライン(ホース)の中にテクノロート


(髪の毛みたいに見えるのは下の台のキズです)
さてこれはフロントブレーキのラインの部品です。上が自作のスパイラルチューブ、真ん中がステンメッシュを模したTOP Studioの製品。
下は、テクノロートという手芸用の素材です。

 
 

テクノロートとは何かというと、製品の説明コピーは「プラスチックの針金」です。
要は、曲げたら曲げ癖がつく樹脂です。太さもいくつか種類がありまして、今回のCBでは0.4mmと0.7mmのテクノロートを使用しています。

本当は帽子を編んだりするときに、傘のところに共編みすると型が付けられるとか、そういう使い方をするものです。

 
私はナイロンチューブの中に芯として入れたり、そのまま結束バンドっぽく使用したりします。
前に本物の結束バンドから小さな結束バンドを作っていましたが、それよりももっと小さなものが欲しいときに使います。

テクノロートは最初は結構透明っぽいのですが、指でぐぐっとテンションをかけてやると、白っぽく変色しますので、そうやってから使用すると質感が結束バンドのような感じになります。

また、プラ板とは異なり、簡単にちぎれたりしません。

 
 

このように、ステンメッシュのチューブの中にテクノロートを入れるとある程度曲線を調整出来ます。針金やハンダでもいいですけど、それぞれにコシの強さなどの癖が異なり、使いやすいものをその場その場で使えば良いのかなと思います(適材適所)。

例えばハンダはコシが弱めで柔らかいので、そういうのが必要なときはそちらを使う、とか。

 
 
 

こんなふうに右と左の2本を作ってスパイラルチューブでまとめます。

 
 

これは比較写真です。右の実車の写真を見ると、束ねたブレーキラインが下側のブリッジのところでドーナツのような白いパーツでクリップされています。
このパーツはプラパイプ(輪切り)で再現しました。

 
 


このようにブレーキラインを繋ぎました。

 
 

メーターパネルの制作~針を少し浮かせて影を落とす


メーターパネルのカバーは、フチのところにメッキの細いラインを入れるため、あらかじめ薄いプラ板を貼り付けて凸モールドを作ってありました。
そこにミラーフィニッシュを細く切って貼り付けていきます。

 
 

こんなふうにフチにメッキのラインが出来ました。

 
 

さて以前にプリンターで出力したデカールですが、結局3枚になりました。タンクとサイドカバーのグラフィックを追加したためです。

ついでに細かいデカールで忘れたものがありましたので、空いているスペースに足したのですが、そのひとつがメーターパネルに使用するデカールです。

 
 

デカールを貼って見ました。2つの丸いメーターの間、真ん中上部にある「OIL(赤)」と右はブランク、その下の段「NEUTRAL(緑)」「HIIGH BEAM(青)」です。
それと、左のタコメーターと右のスピードメーター。スピードメーターは飾りです。

飾りというのは、足なんて飾りですよとかそういうのではなくて本当に飾りです。

 
 

あまり精密にプリント出来ないため(MD-1300って当時から現役で使っている人います?)、文字は潰れてしまっていますし、網点も丸見えですが、なんとかOIL、NEUTRALは見えるかな…(肉眼では見えません)
あ、黒いところに裏に白引きしていないデカールを貼ってもなにも見えないため、同じ大きさのジュラルミンフィニッシュを貼ってからその上にデカールを貼っています。

 
 

さて、左のタコメーターは、針をつける前に、少しだけ浮かすために小さなエッチングの円を貼り付けます。木工用ボンドにて貼付け。

 
 

プラ板を切って作った針を接着します。ちょっと太くて丸っこくなってしまいましたが、可愛いから良しとします。

 
 

こちらはスピードメーターの針。7mmぐらいでそこそこ大きいのでそんなに大変ではありません。微妙にくさび形にして、先を尖らせる感じです。

 
 

こちらも、丸いプラ板をセンターに乗せて黒に塗ってから、針を接着しました。
少しだけ浮かせるのは、影を落とすためです。
針の先はちょとだけ赤く塗っておきます。

針の位置ですが、一番右に振り切ったところらへんです。メカの方の洒落なんですね(Racers vol.33の記事から)。
これはUSAなのでマイル表記なのですが、数字の左に1を足して凄い数字になっています。コレも洒落ですね。遊び心があって素敵です。

 
 

メーターパネルのガラスは液晶保護フィルムを使う

私はスケールにかかわらず、車もバイクも、メーターパネルのガラスを作る際には液晶保護フィルムを使っています。
100均にもあります。ツヤありのものがいい。

とても薄く、なおかつ平滑で、クリアーで、安価で、バッチリですよ。

 

タコメーターから。

ぴったりのサイズに切り出すのが難しいです。ポンチで抜いて合えば一番楽ですが、合わなければサークルカッターで切り抜くか、もしくは大きめのポンチでカットしてからヤスリで調整して合わせます。
サークルカッターを使う場合は、センターに針が刺さらないように、針の位置に丸い小さな洋白板(キズがつかないようにマスキングテープで保護してね)を置いて固定します。

 
フィルムの固定は薄めた木工用ボンドかUVレジンを使って固めてもいいですが、今回は木工用ボンドを少し薄めて周囲に流して留めています。サイズがぴったりだと、そもそも外れにくいから大丈夫です。
 

右のスピードメーターもフィルムを入れました。こちらは中途半端に大きくてポンチがなかったので、上記の方法でサークルカッターを使って切り出し、ヤスリで大きさを調整しています。…が、タコメーターのようにはぴったりいかず(最後に削りすぎた)、仕方なく針の上面とガラスを接着して固定してあります。

 
 

ということで、出来上がったメーターパネルを取り付けました。(クリックで大きくなります。)

メータ―パネルの中央の穴に入っているチューブは、ガソリンタンクに繋がるブリーザーパイプです。
先日、金具のところを作りましたね。中央の穴に入っていくところで、二股に分かれています。

 
 

(クリックで大きくなります。)


外装(とシート)以外のパーツが出来上がったような気がするので、フレーム下側のミシュランのデカールなど、いくつかデカールを貼り付けて、一旦写真撮影!
いや、メーターがキレイに出来たのでとても雰囲気が出ました。

 
 

どうでしょうか。
若きスペンサーの走りが見えて来ませんか。1982年のデイトナが見えて来ませんか?
私の大好きな、80年代レーシングシーンの空気が見えはじめて来たので、とてもわくわくしています。

 
↓タミヤのCBは再販がかかるようです。定価が旧定価の倍ぐらいになりそう…
 
【この記事の使用キット】

ホンダ CB750F プラモデル(Amazon)

というところで、記事を読んでいただいて面白いと思ったときだけでいいので、下のバナー2つ(ガンダムとアルピーヌ)をたまに押して応援してください ヘ(゚∀゚ヘ)
(ついでにいいね!も押してね。)

それでは次回をお楽しみに!!さようなら!

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4件のフィードバック

  1. SERIES:S より:

    今回も、長文記事、ありがとうございます。
    読み応えが前回同様、満点でした。(笑)
    メーター、回りそうです。(笑)
    お楽しみのタンク、カウル類、仕上がりが楽しみです。

  2. kenji@管理者 より:

    SERIES:Sさん こんにちは、ありがとうございます。
    前回と今回はすごく長くなりました。(気がついたら50回を超えていたので…汗)
    外装も頑張りますが、あとは難しいところはないかも……。

  3. tasuketesky より:

    スクラッチと思えないカッチリした精度と清潔感がすごい、すごい。
    (ホイールにバルブは付けませんか)

  4. kenji@管理者 より:

    tasuketeskyさん コメントありがとうございます。
    バルブ、ありますあります、アルミ棒から作ったやつがあります。適当ですけど。
    ですので安心してください。

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