第三回「BANDAI 1/100MG MS-07B GOUF」
5. ひざ関節カバー
前回の最後に、気に入らないと思ったひざの関節カバーです。あまりにも四角くて、あまりにも微妙な段差付けがされています。
どうしてこんなに段差が微妙なのでしょう? それはスペース的な問題のようです。横方向は、装甲カバーのパーツ(青いカバー)をはめるとギリギリです。前後方向は、厚みを増やせば増やすほど可動範囲がせまくなりそうです。(仮組みによる検証。)
でもあまり完成後にガシガシ動かして遊ぶほうでもないので、ひざの後ろ側にプラ板でより凹凸 をつけてメリハリを表現することにします。ひざの後ろって、すごい目立つのですよ~。
…写真、わかりにくぅ。
比較写真の為、両方同時に作業できないのがツラいっス。
そして言い忘れてましたが、パーツの両サイドはあまり目立たないため雰囲気で処理します。
さらにアートナイフでモールドを彫り込み、ピンバイスでアクセントの穴を開けて完了とします。
6. 左手マシンガン
マシンガンを内蔵している左手です。
どこに弾が入ってるの?という疑問はさておき、指が1本1本別 々にボールジョイントで動くようになってますので、それを生かしたまま作ることにします。
ランナーからニッパーで切り取りますが、指から遠い部分を切ります。
これだけ小さな部品だと保持が大変なので、できるだけパテもりなどは避けたいからです。
バラバラにした後、800くらいのペーパーでキレイにペーパーがけします。
その後、ディテールアップ作戦に基づき、この左手にも少しディテールを加えましょう。
指を5本、それぞれキレイにペーパーがけしたのち、モールドを加えます。
精密ドライバーのマイナスの一番小さなモノを用意し、先を火で熱したのちプラに押し付けて四角い凹モールドを表現します。
左手にしっかりとパーツ(指)を持って、ライターで右手に持ったドライバーをあぶります。この時、炎の真ん中にかざすと“すす”がついてドライバーが真っ黒になるので、炎の一番上のあたりにかざします。
ドライバーが熱いうちに、急いで指パーツにそおっと押し付けます。ギュッとやると穴が開いちゃいます。
1本の指に対し、節のすぐ上、ウラとオモテに2箇所ずつの合計4カ所。押し付け終わったら、穴の周囲が盛り上がってますので、これをペーパーがけで落とし、完了です。
最後に手のひらのパーツで挟み、プラサフを吹いてみます。いっぱい吹き付けると、せっかく開けた四角が埋まりますからサっと。これで左手は塗装を待つばかりです。
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