ボンネットのヒンジ タミヤ1/24 日産 スカイラインGT-R #09
みなさんこんにちは(^-^*)/
ハコスカGT-R(KPGC10)の続きです。
前回トランクの開閉をやりました。
今回はボンネットの開閉編です。
ボンネットに関しては実はこのキット、元々開閉出来るようになっています。
ですが、ヒンジ部分が太く大きく、実車とはかけ離れています。
これはプラスチックモデルキットとしては、強度を確保しなくてはいけませんから仕方がないことです。
そんな細かいことを言うよりも、開閉出来るという事実のほうが素晴らしい。
開けるのが嫌なら閉めていればいいだけのハナシですからね。
ハコスカの特徴的な、前に開くボンネットが再現してあるだけでも素晴らしいのです。
ボンネットのヒンジ の新造
というわけで、別にこのヒンジが駄目だというわけではないのです。
でも、金属を使うと、プラスチックよりも薄い・細いパーツでも強度を確保出来ますし、せっかくなのでボンネットもオリジナルのヒンジで開閉機構を作ろうと思います。
この写真、指差ししているところの細い溝(切り込み)にヒンジを作るのですが、そのとなりに広い溝があるのが分かりますね。ここに、ひとつ上の写真のヒンジパーツが入るようになっています。
写真が光ってしまって見にくいですが、とても薄いパーツにするため、アルミ板ではなく洋白板を使用します。
アルミは柔らかく、薄いとすぐにクニャッと曲がってしまいますが、洋白は硬いですのでそんなことがありません。
さきほど新しく切った溝にグッと差し込みます。このようにヒンジを固定することにしました。
始めのほうにも書きましたが、ハコスカのボンネットは前側を基点にして開くので、ヒンジの工作が難しいです。しかも、ライトの収まっているグリル部分を乗り越えてボンネットフードをスイングしなくちゃいけない。
実車の構造を見ても、ギリギリのところに薄いヒンジがあり、関節の軸の位置をよく考えないとまともに開閉出来ません。
難しいのはこの「軸の位置」とともに、ヒンジを固定する「強度」を確保することです。
金属を使うと、プラスチックのようにプラ用接着剤で一体化させることが出来ないので、主に瞬間接着剤を使うことになりますが、面と面をただ接着するだけでは、ヒンジのように力のかかるパーツを固定するのは難しく、穴を開けてダボを通したり、接着以外での固定力を考える必要があります。
つまり、接着剤を使わなくてもある程度留まるような構造にしておくと、外れにくく出来る というわけです。
ヒンジの構造上、ボンネットフード側と、ボディ側の両方に接着面がありますが、フード側の固定は(フードが薄いため)ヒンジとの接合が接着剤のみになりますので、ボディ側だけでもしっかりと固定することを考えました。
その点、この溝へ差し込む方式は、かなりガッチリと固定出来、接着時の位置の微調整も出来ます。
このようにスイングします。軸は虫ピンを通して反対側はアルミパイプを短く切ったもので(瞬間接着剤で)止める感じです。
ヒンジを該当の箇所に取り付け、まずはボンネットを閉めた状態の位置をマスキングテープで固定。
ひっくり返して、ヒンジの部分を確認。
このように、ほぼエンジンルーム側にははみ出さず、左右のヒンジの位置もほぼ実車と同様です。
最初にあった、大きな切り欠きはプラ板で埋めてあります。
くっ付くのをしばらく待ってから、固定のマスキングテープをはがします。
ボディ側の溝から引き抜いて、塗装後に差し込めるようになりました。
取り外せると、瞬間接着剤のはみ出し部分などを削って整えることがしやすいです。
さて、このヘッドライト周りのグリルですが、図で示したところにこのように奥行きがあるのが正解なので、グリルの接着面で少し削って奥にはめられるようにしてあります。
(ピン側もつっかえるので削る必要があります。)
キットのままだと、ここがほぼツライチになり、実車の立体感が出ない。
開いたところを正面から見ても、実車に近いバランスだと思います。
今回のボンネット開閉工作の、Youtube動画です。
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【この記事の使用キット】
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.335 ニッサン スカイライン 2000GT-R ストリートカスタム プラモデル 24335
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