(写真は高密度タイプ)
2種類の素材を混ぜ合わせることによって硬化しはじめるタイプのパテです。
定番であるタミヤからは「高密度タイプ」(12時間乾燥・青い箱)と、「速硬化タイプ」(6時間乾燥・薄緑の箱)があります。
「高密度タイプ」はうすい水色をしており、時間をかけて造型でき、水をつけながら表面を滑らかに仕上げていくことができます。「速硬化タイプ」はベージュ色をしており、ある程度時間をかけていると水をつけて表面をなでてもぼろぼろとした感じになるので、さっさと形作らなければいけません。
また、冬場で温度の低いときには固く練りづらいため、ぬるま湯などを指につけて揉むように練ると柔らかく均一に混ぜやすくなります。
カーショップなどに売っている車補修用の「ねんど状パテ」などはこのタイプと同様のものです。
乾燥によって硬化するのではなく、化学変化によって硬化するのでヒケ(タミヤパテ 参照)がなく、厚みのある造型に大変向いています。においはほとんどしません。
各社から同様の製品が発売されていますが、基本は同じで、2種類の素材を、同じ長さ(量)だけハサミで切り取り、指に水orお湯をつけて(パテがまとわり付かないように)こねて混ぜ合わせます。 (指の肌の弱い方は、薄いビニール手袋などを使ったりした方がいいです。) この際、しっっっかりと混ざっていないと硬化にムラがでますので念入りにこねましょう。
しっかりと混ぜる方法:
2つの素材を指で合わせてだんご状にこねます。その後棒状に伸ばしてふたつに折り、あげパンのように編むようにツイストさせます。 そして再びだんご状にこねます。
これを何度も繰り返すと均一に混ざってきますので、硬化しないうちに形を整えましょう。
しっかりと混ぜ合わせたら、粘土造形のように盛り付け、カタチづくります。
パテには、硬化前に指やヘラで形をある程度整形してしまうパターンと、大体の形をつくっておいて硬化後に削り出すことで整形するパターンとがあると思いますが(ロダンとミケランジェロの違い←そうなのか?)、このパテにおいては、粘土のように扱えますので硬化前に整形したほうが効率が良いです。
完全硬化すると、結構カチカチになります。 昔はこのエポキシパテは1タイプしかなかったのですが(たぶん現在の「高密度タイプ」)、2タイプに増えたようです。
あまり速く固まってしまうと整形する時間がなくなりますので(何時間整形するんだ)、 長時間の整形を必要とする場合は「高密度タイプ(写真)」を使用しています。裏打ちにに使用したり、ざっと形作るので良い場合は、速くカラッと硬化し、切削感のよい「速硬化タイプ」の方が良いです。
★エポキシパテを使用した制作例:
NSR500のチャンバーをエポキシパテで作りました。
ZETA Plusの足の甲アーマーの裏打ち
νガンダムの頭部改造
↑ 1クリック!応援していただければ嬉しいです! |