エアブラシについて その1


 
1. エアブラシとは?
 
エアブラシ

エアブラシは塗料を霧状にしてスプレーのように吹き付ける道具です。
 
缶スプレーは1色1色、色別の商品を買わなければなりませんし、缶の中身がなくなったら終了です。ゴミになります。
筆塗りはムラ無く塗るにはコツが必要で、特に広い面積を塗るのはとても難しい。
 
エアブラシは、自分の好きな色を、好きな量だけスプレーのように吹き付けることが出来る(しかもすごく細かな霧で!)便利な道具なのです。
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2. エアブラシ塗装に必要なもの(準備するもの)
 
エアブラシに必要なもの

 
【まずエアブラシ本体】(ハンドピースなどと言います)
 
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ダブルアクションのHP-101

 
ハンドピースには、シングルアクション(トランペットみたいなボタンがついていて、押すとスプレー出来るもの)とダブルアクション(同じくトランペットみたいなボタンがついていて、押せば空気が出て、そのまま手前に引いていくとだんだん塗料が出てくるもの。)があります。
 
ボタン式ではなく、拳銃の引き金のようになっていて、ただ引けばスプレー出来るものもあります(トリガーアクション)。
手が疲れないというメリットがありますが、ボタンのタイプでも、後述しますが親指でボタンを押すフォームだと手が疲れません。
 
プラモデル・模型制作やイラストなどのような精密な作業においてはダブルアクションのものをオススメします。(自分がそうだからです)
車でいうと、オートマはアクセルのみで車の動力を調整しますが、マニュアルはアクセルでエンジンの回転を調節し、クラッチで、それを動力に伝えるかどうかを調節します。感覚的にはそれと似ていると思います。

 
さて、カタログやスペック表を見ると、「(ノズル)口径」のような表記があると思いますが、0.3mmくらいが丁度よいです。(自分がそうだからです)
0.2mmや0.1mm台になると、値段が高くなる上、プラモ用の塗料では詰まりやすくなってしまいます。上級者ならともかく、初心者にはおススメできません。

反対に0.4mm、0.5mm等は、広い範囲を塗装するときや、サーフェーサーを吹くときには便利かも知れません。ハンドピースを2つ持つのでしたら、選択肢に入るでしょう。

 
 
ハンドピースには、塗料を入れるカップが付いていますが、これも種類によってはハンドピースの横や上に付けるタイプと、下につけるタイプがあります。 下につけるタイプのものを使用したことがないため、どちらがいいとは言えませんが「吸い上げる」のは塗料が残りそうですし、合理的には見えません。
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横につけるタイプ

 
写真のように、カップとエアブラシ本体が取り外せるものと、一体化していて取り外せないものがあります。取り外せるものは、掃除をするときに外して掃除が出来るのが便利だと思う反面、面倒だということもあります。
 
 
カップの容量はそれほど多くなくても大丈夫です。 例として僕のHP-101の場合ですが容量 はたったの7ccです。塗料をカップの半分まで入れることすら稀です。
 
エアブラシ本体は以下のあたりであれば問題ないと思います。
 
エアーブラシシステム No.32 スプレーワーク HG エアーブラシIII
安心のタミヤ。カップ分離式。
 
エアーブラシライトシリーズ No.01 スパーマックス エアーブラシ SX0.3D 74801
安心のタミヤのライトシリーズ。カップ一体式。
 
プロコンBOY PS289 WA プラチナ 0.3mm Ver.2
クレオスの人気機種です。下についたネジでエア圧を調整することが出来ます。カップ一体式です。
 

 
【次にコンプレッサーもしくはエアー缶】
 
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左:コンプレッサー      右:エアー缶

 
ハンドピースに空気を送り込むためには、缶入りのエアー(エアー缶)かコンプレッサーが必要です。
 
エアブラシ塗装では、塗装時のみならず洗浄時にもエアーを必要とするため、エアー缶 はすぐになくなってしまいます。しかも冬場の作業の場合、空気圧が落ち、なおかつ缶が氷のように冷たくなります。 まさに泣きっ面に蜂です。

 
こんな時でしかもエア缶しか無いときは「軍手」と「使い捨てカイロ」が便利です。軍手をはめて(缶を持つ手)、さらにカイロを缶に巻くようにして持つと、指も冷たくなく更にエア圧も上がります。スプレー缶で同じことをすると、エア圧が上がるせいか、霧が細かくなるような錯覚をおこします。(錯覚かなぁ…)
 
上記の理由もあり、エアブラシを購入してちゃんとやってみようと思ったならば、がんばってコンプレッサーも購入することをオススメします。高価なものなので、エアブラシ貯金しないと、ですね。

「どうしても夜に作業するので、音を出したくない」というような場合、缶は無音というメリットもあります。ただし、エアー缶のみでの運用はやはり無理がある気がします(コスト的にも)し、最近のコンプレッサーはとても静か。本気でやってみようと考えるのであれば、コンプレッサーをオススメします。
 

各社から本当にさまざまなコンプレッサーが販売されています。小さいものから大きなもの、静かなものからうるさいもの、軽いものから重いもの、圧力が高いものから低いもの…。 いろんなものを見ると、大体平均値と値段の関係が出ると思います。高い買い物ですので、自分のお財布と相談して決めましょう。家で使用する場合は静かなものの方が夜中の作業が出来るので便利です。
近年では、クレオスのL7、L5あたりがとても人気があるようです。

 
販売店に見に行くと、大きさ、外見のデザインなどは分かるので是非一度見に行きましょう。運が良ければ音を聞かせてもらえるかも知れませんし…。模型やさん以外にも、ユザワヤやレモン画翠のような画材ショップなどにも売っています。
 
セット品ならば問題ないことですが、ハンドピースとコンプレッサーのメーカーが違う場合、ホースなどの接続がうまくいくのか確認してから(お店の人にしっかりと聞く)購入しましょう。心配な場合、同じメーカーで揃える方が無難です。
 
 
以下は近年人気のコンプレッサーです。エアブラシとのセット品を紹介していますが、単品もあります。
 
Mr.リニアコンプレッサー L7/プラチナブラシセット PS309
クレオスの人気コンプレッサー。エアブラシ(ダブルアクション0.3mm)とセット品で、全部そろっていますので即始められます。下のL5と比べるとパワーがあり、こちらをかっておけばまず間違いないかと。
 
Mr.リニアコンプレッサー L5/エアブラシセット PS321
同じくクレオスのコンプレッサーとエアブラシのセット。付属のエアブラシは上のL7と異なりますがダブルアクション0.3mmです。上のL7に比べるとパワーが少なく、ウレタン塗装などをする際にはパワー不足を感じることも。価格はそのぶん控えめ。
 
タミヤエアーブラシシステム No.41 スプレーワーク HG コンプレッサー レボII (HGエアーブラシIII付) 74541
タミヤのコンプレッサーとエアブラシのセット。エアブラシはHGエアーブラシIIIが付いています。
 
タミヤエアーブラシシステム No.42 スプレーワーク HG コンプレッサー レボ II 74542
上記のコンプレッサーのみ。
 
 

【レギュレーター(水抜き、圧力計などの空気調整器)】
 
レギュレーターという空気調整をする機器を取り付けると、臨機応変に空気圧の調節が出来ます。
水抜きバルブ(空気に混じった水分をココで分離できる)が付いているものがオススメです。水抜きがついていないと、スプレー中に時々水がバシャッと噴出する時があり、そうなったときはもうそれは悲しいですので、是非装備してください。
最近のコンプレッサーとエアブラシのセット品には、大抵付いています。
 
エアー缶を使用するときはいつも付けていません(圧が缶まかせになってしまうので)。
 
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レギュレーター(水抜き付き)

 
 

【接続用のホースなど】
 
セット品ならば付いて来ます。単品でコンプレッサーと別々に購入する場合は、口金の部分の口径がちゃんと合うものを揃えてください。合わない場合は、アタッチメントがありますので、それで取り付けが可能になると思います。
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【その他あったら便利】 
 
エアブラシハンガーHG
ハンドピースをかけておくハンガーです。上下に2本ずつ置けてカッコイイ。
 
スプレーワーク ペインティングスタンドセット
回転台になっていますので便利です。
 
Mr.塗装ブース
クレオスの塗装ブースです。
 
タミヤエアーブラシシステム No.34 ペインティングブースII (ツインファン)
タミヤの塗装ブースです。こちらはツインファンタイプ。
 
ペインティング クリップとペインティング ベース (ベース2+クリップ30本+おまけにちょっといいクリップ1本)
塗装するものを固定するのに、昔は目玉クリップが主流でしたが最近はこういうのが主流のようです。
 
山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)
食器乾燥器ですが、レビューを読めば分かるようにみなさん塗装の乾燥に使っています。
 
 
 → 「エアブラシについて その2」でエアブラシを詳細に見ていきましょう。
 
 
 


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1 Response

  1. ところで何故、スプレー塗装の技法を”エアブラシ(airbrush)”と呼ぶか御存知でしょうか?元々この技法自体は”網を色料を付けたブラシで擦り付けて霧を掛ける絵画技法”の名称です。漫画家等はそれで星空を表現したりもします。現在の噴霧塗装技法に対する認定呼称は、前述の絵画技法に肖った命名です。霧の出し方が手動断続から自動連続になった次第です。

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