第十回「1/43 CELICA GT-FOUR (ST165)」
13. ボディ追い込み
前回はあらかたデカールを貼り終えたところまでやりました。
まだ貼ってない部分があるのですが、サイドモールとゼッケンのデカールの関係で(ゼッケンのデカールはモールの上に被さなければいけないので)先にゼッケン以外の部分を貼った時点で一度仕上げにかかります。
マスキングテープをはがす際にデカールを道連れにしないように、クリアを吹き、とぎだしまでやってしまう作戦で行くことにしました。「とぎだし」はデカールの段差をクリアの層で目立たなくするテクニックです。以下、順を追ってやってみましょう。
デカールの上からいきなりクリアを厚吹きすると、一発でデカールがしわくちゃになりそのままベランダから飛び降りたくなるので絶対にしてはいけません。
1度目のクリアは「サッ」とひと吹き。表面は写真のように梨地状になる感じです。これでいったん乾燥させます。
乾燥したら、さらに「ササッ」と軽く吹きます。そして、また乾燥。
それを3度くらい繰り返して、デカールの上にクリアーの層が乗ったな と思った時点で、ややしっかりと吹きます。吹きつけすぎないように!油断して大吹きすると、デカールが…。
このように繰り返して、クリアーを乗せていきます。
クリアが乗ったところで耐水ペーパーの1500番ぐらいで丁寧にペーパーがけをしていきます。カドの部分は削り過ぎて下地が見えるトラブルが起きやすいので、カドをさけて面を出すように。耐水ペーパーは細かく切って、平面をカチっと出すように心がけてかけます。指のハラでなでるようにしてしまうと、カドがダルくなってスケール感を損ねてしまいます。割り箸などで当て木をしたほうが平面 をしっかりと出せるかもしれません。
その後、コンパウンド(鏡面仕上げ等、極めて細かいもの) で仕上げます。
あぁそうそう結局このセリカは、初勝利のレース・オーストラリアラリーのゼッケン1、「ユハ・カンクネン」の車にしました。資料がいまいち無くて、デカール等が間違っている可能性がありますが気にしないことにしました。
今回はココまでです~。
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