第一回「1/12 DUCATI900 M.H.R.」
はじめに
ついに。ついに二輪車です。モーターサイクルです。
そして、その第1作目はドゥカティのマイクヘイルウッド・レプリカです。
オートバイにせよ車にせよ、「エンジンカー」はレースで勝つことを宿命づけられるイタリアの中で、 スポーツバイクの雄として世界中にファンを持つドゥカティですが、この900MHRはレーサー「マイク・ヘイルウッド」がマン島TTという有名なレースでカムバックウィンを果たした際の記念モデルです。
ファビオ・タリオーニが“ボローニャ大学に在籍していた当時に既に設計図を完成させていた”というエンジン「デスモドロミック」をはじめ、ドゥカティの魅力満載のこのモデル。古いキットですがなかなか作りごたえあります。 自分で整備し車検を通してた元バイク乗りの制作者にとってはアツいです。
1. いつものように
このキットは古いキットですが、まだ普通 に売っていました。 なるべく安い店で買うもよし、町の小さなプラモやさんをつぶさないために、そこで買うもよし。 僕は最近、近所の「阿佐ヶ谷ベルホビー」でよく買い物をします。都会に出かける電車賃を考えると、結局安い。(※阿佐ヶ谷ベルホビーは2005年の冬、歴史に幕を閉じられたようです。今までありがとうございました。)
まずいつものように、説明書をよく読んで脳内で楽しみます。妄想です。そして、素組みで作るならとっととランナーからパーツを切り離してジャンジャン作って行きましょう。
今回は軽いディテールアップを施して、精密感を増したカッチョいいドカが目標です。
いつものことですが、説明書の順番どおりでなくてもいいので作れそうな部分から組み立てます。今回は、ブレーキディスクからいきました。
フロント×2、リア×1枚のディスクを内側から薄くヤスり、ピンバイスで穴を開けます。何十個も穴があるし、3枚もあるし、面倒くさいことこの上ないですが、黙々と開けます。キットにはじめから施されているモールドをガイドにすればカンタンです。ちなみに内側のカマボコ状のところは疲れたので省略しました。
エンジン本体を作ります。空冷のフィンはどうしてもブ厚めなので、薄いヤスリを使って、気持ち薄めます。
当たり前ですがヤスリがない場合は無理にやらなくていいです。
2. キャブレター
エンジンブロックの次はキャブレター(の部品)を作ります。キャブレターのエア取込み口は、(実車の場合)フィルターだったりメッシュだったりボックスが付いていたり、オーナーの好みで改造するポイントのひとつです。
今回は見映えが良いのでメッシュにすることにしました。実車だと、ゴミが入りそうで怖いから出来ないな…。
まず、昔ルアー制作に使っていたパーツを引っぱりだしてきました。ノーズの部分に付けるカップです。取っておくと何かと使えるものですね。そこに、金属メッシュを先の丸いものでドーム状に型をつけ、裏側からカップと接着します。
洋白板の細いのをペン等に巻き付けて型をつけ、リング状にします。それを、さっきのメッシュ部品に巻き付けてここは終了。リングの真ん中にスジが入っているのは、精密感を増すためです。とても小さいので雰囲気重視で…
3. メッキ部品
バイクのプラモデルには、多くの場合メッキ部品が附属しています。実車の雰囲気を実現させるためにも、非常にありがたい場合もあります。 が、塗装してしまう場合はメッキの上に塗装はノってくれません(いやある程度は大丈夫なんですが…)し、塗膜がかなり厚いので精密感には欠けてしまいます。合わせ目やゲートの問題もあります。
今回は塗装をするのでメッキを落とす作業をしなければなりません。(ヘッドライトの基部のパーツのみ、メッキをそのまま生かすことにしました。)
キッチンにある漂白剤を、いらないタッパ(なければ100円ショップで買っておいてもいいかも)に入れます。もったいないので水で薄めて、パーツが浸かるギリギリまで。
しばらくじぃっと見張ってると、メッキがはげて白いパーツが顔を出してきます。
これで真っ白になったら完了♪~といいたい所ですが、オモテ面を見るとメッキの下にツヤ出しのような塗装が施されています。 ほっときゃいいか と思いますが、塗膜がぶあつく、ぽってりとしていて精密感が損なわれるので、このにっくき下地塗装も落とします。
さっきのようにタッパにうすめ液だとラ◯ってしまう可能性プライスレスなので、チャックできる小さなビニール袋にうすめ液を入れて、切り離したパーツを漬けます。しばらくすると、塗装がしわしわ~っと浮いてきます。
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