NSR500 (1985) F.Spencer#11 スパイラルチューブの作り方
みなさんおはようございます。
ここを見てくださっているみなさんは、多かれ少なかれプラモデルに興味があったり実際に作ったりしているモデラーさんだったりすると思うのですが、プラモデルを「買い逃す」ことってありますよね。
「今は作るものがあるから、あとで買おう」なんていう感じで、いざ今作っているのが出来上がってから探すと、もう売り切れ。
えーー!と思いながら、ヤフオクで探すとなぜか凄い高値が付いていたり…。
メーカー的には、一度に作る数が決まっていて、そうそう何度も工場のラインを動かし直したり出来ないので、仕方がないのですが、欲しいときに欲しいキットがないというのはなかなか悲しいものです。
実は、私にもそんな買い逃したキットがありました。(遠い目)
ハセガワさんのYamaha YZR500(LUCKY STRIKE)の89年型(レイニー)なのですが、欲しいと思ったときにはもう売り切れていて、ヤフオクで8,000円近い価格で取引されていました。
(当然、そんな値段では買いません。)
いつか再販するだろうと思って待っていましたが、ついに再販が決定し、そして……。
本日、届きました!!
ちょっとだけ箱開けて見てみましたが、見覚えのある(サロンのと基本同じですから当然)パーツがたくさん…。デカールもデカイ。
楽しみがひとつ増えました。制作は、このスペンサーの次の次か…いつかです笑。
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さて、NSR500ですが、今回の更新はNSRとあまり関係ありません。
タイトルにもありますように、ブレーキケーブルなどに被せてある「スパイラルチューブ」の作り方を書きます。
実は数少ない動画に、スパイラルチューブの作り方をアップしてあるのですが、
さらにポイントを説明していきます。(誰もがスパイラルチューブを作れるようになればいいと思って……。)
さて、では説明していきます。
元になる透明パイプ(チューブ)ですが、なにげに手に入りにくいですが、探すと微妙に素材が異なるものがいくつか見つかります。
・左はモデルガレージ・romuで購入したT2Mというところの透明チューブ。見た感じ、乳白でとても実物に近いのですが、固いというか、クセがあって取り回しが少し難しいです。これは手でカットしていくのは無理でした。(すぐにぐるりとちぎれてしまう。)
・真ん中はモデルファクトリーヒロの透明チューブ。柔らかくて、ひっぱると伸びて細くなります(戻りません)。透明度合いが高いので、乳白という感じとは異なります。耐水ペーパーをそっと当てていくと、うっすら白くなります。
・右はモデラーズのオイルチューブ。とても良い感じなのですが、モデラーズさん、もう無いんですよね(悲)。今からこれを手に入れるのは難しそうです。
このように、探せばいくつかは手に入ると思いますので、好みのものをなんとかゲットしてください。
まずは手作業でカットする方法です。一度、上記の動画をひととおりチェックしていただけるとより良いかと思います。
事前準備として、パイプの中に真ちゅう線を通します。(ちぎれてしまわないように)
こういうのに使用する真ちゅう線は、写真のようなものが安くてお得。
最大のポイントですが、動画を見てもうまく出来ない場合、写真の緑のポイントのところをブレないように、同期して動かす感じに気をつけてやってみてください。
チューブがすべってうまく転がって行かない という場合、下に#1000~1500の耐水ペーパーを敷いてください。
指先にくっと力を入れて。カッターだけを動かしたりすると、切れてしまいます。
だらーんと長いチューブでやると、転がすのが難しくなりますので、、短めにチューブをカットしてからやるほうがカンタンになります。
このように出来ると完成です。好きな寸法でカットして使います。
(通した真ちゅう線は引き抜いてあります)
次に、【治具を使う方法】です。
作例では3mm角棒を使いましたが、構造が同じであればなんでもいいです。
アートナイフの刃をセットするための溝を、エッチングノコ等で彫り、ナナメにチューブを通すための溝をヤスリやピンバイス等で彫ります。
上からこのようにアートナイフの刃を溝に打ち付け、念のため瞬間接着剤でとめます。
全体像。
(持つ方のプラ棒の凹みは失敗しただけなので気にしないでください)
チューブの通る穴は、チューブの径よりも少し小さくします。浅い状態から、作業してみて、ナイフの刃を上からハンマーで少しづつ叩いて調整していくと良いです。
調整が出来れば、あとはカンタンです。最初に通すときに通りにくいですが、先をナナメにカットすれば大丈夫です。あとは、くるくると回すだけでチューブが進んでいきます。(このチューブは、一番上の写真の右、モデラーズのチューブです)
こんなふうに出来ました。こちらのほうが、間隔が一定になりやすいかも。
こちらはモデルファクトリーヒロのチューブです。このチューブは手でカットするのは出来ませんでしたが、この治具を使う方法だと出来ました。
上の2点はモデルファクトリーヒロのチューブを使用したもの。下はモデラーズのチューブを使用したものです。
写真のは完全にカットし切れていませんが、使用には問題ないかと思います。
キズだけが付くように調整して、何度か通せば、このように透明の耐圧チューブも出来そうです。
(写真のはまだ不完全ですが。)
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とりあえず今回はここまでです、次回をお楽しみに~!!
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ラジコンのアンテナ用ポリチューブをライターであぶって伸ばした物でやればさらに良いのが作れますよ。
太さも厚みも自由度が上がりますしね。
ヒラヒラさん なるほどありがとうございます。
今度やってみますね。
スパイラルチューブとは違いますが、ベース(とかギター)の弦を交換するときに、
外した古い弦を見て、「これ何かに使えないかなー」と思ったりします。
見た目、スプリングっぽいし、太さもバリエーションあるし。
まぁ結局捨てちゃうんですけど。模型に使うにはすこし硬いですしね。
kiyさん いやいや、そういうのが大事で、覚えておくと何かに使える日が来るかもしれませんよ!
コメントありがとうございました。